もちゃもちゃ日記

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昭和の暗さをまざまざと見せつけられる名作映画『青春の蹉跌』(1974)

基本的に明るい映画よりも暗い映画が好きな私…
以前ご紹介した松本俊夫監督もそうなんですが、暗くて深い映画が好きなのです。
そして、暗くて重い映画といえば昭和の日本映画!

ほんとこれは皆さんに知っていただきたい。
日本の昭和暗黒映画には名作が多いと。

本日ご紹介するのは神代 辰巳監督の『青春の蹉跌』(1974)日本
まずね、原作 石川達三の小説もさることながら、ショーケンこと萩原健一桃井かおりのキャスティングがすごすぎるのです。

社会への一歩を踏み出そうとする青年が、自らの野望に固執するあまり、逆に破滅していく姿を鮮烈に描く。大学の法学部に通う江藤賢一郎。家庭教師をしていた大橋登美子が無事短大に合格。お祝いに二人でスキーに行き、やがて二人は結ばれ、恋人としての付き合いが始まった。そんなある日、賢一郎の学費を援助してもらっている伯父の娘・康子と街で偶然出会ったことから二人は急速に接近する。司法試験にも合格し、社会的地位を固めたい賢一郎は康子との婚約を登美子に告げるのだが……。
-allcinema

残念ながらトレーラーがなかったので、こちらの動画で。

この年代の日本映画って独特なんです。雰囲気が今現在と全然違う。平成、令和と時代は変わっていますが昭和の雰囲気は独特。

そして、その昭和の雰囲気が非常にいいのです。これはぜひ一度見ていただかないと感じ取れない…そう思います。

が、実はこの映画DVD化されてないのです…
私が見たのはスカパー。ほんとにね、何でDVD化されてないのか疑問で疑問で…いろいろな事情があるだろうけど、絶対にDVDにするべき作品だと思うのです。

 

それと共に、この映画に出てきたシンナー少女役の芹明香には本当に驚かされた。
今、この映画を見れるのは動画配信サイトくらいしかないのかな…Huluで配信してくれないかな…(もうスカパーはやめてるので…)

日本の名作、何故かDVD化されない不思議がふつふつと湧き上がってきながら、本日はここで終了です。

いや、ほんとさ…日本映画の名作って多いのですよ。もっと知ってほしいと、心から思います。