もちゃもちゃ日記

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もっと知ってほしい隠れた名作『Before the Rain』(1994)マケドニア・フランス・イギリス

映画って色々ありますよね。名作って色々ありますよね。
本日は素晴らしい映画なのに日本であまり知られていない映画をご紹介します。
『Before the Rain』(1994)マケドニア・フランス・イギリス。

 

 本作品は3つのパートからなる。
「第1部 言葉」(Part 1. Words)では、修道院で沈黙の修行に励む若い修道僧キリルと、彼の元に逃げ込んできたアルバニア人の少女ザミラの交流が描かれる。
「第2部 顔」(Part 2. Faces)では、ロンドンの雑誌社に勤めるアンの物語が描かれる。彼女は夫ニックとの関係がうまくいかず、マケドニア出身の写真家アレキサンダーに魅かれていた。
「第3部 写真」(Part 3. Pictures)では、帰国したアレキサンダーとその後の物語が描かれる。故郷の村ではマケドニア人とアルバニア人が対立し、一触即発の状態になっていた。-Wikipedia

 マケドニア出身のミルチョ・マンチェフスキ監督作品なんですが、これは本当に名作です。1994年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を含む5つの賞を受けており、アカデミー外国語映画賞ノミネートもしているのに何故か日本での認知度が低い…正直、もっと色々な人に見てほしい!

この作品は3つのパートで構成されているのですが、この3つのパートが複雑に交差していて見終わってから、改めて映像を確認してしまうこと間違い無し。

3つのストーリーはどれも良く出来ているのですが、私は第1部の言葉が一番心に残りました。修道僧役のグレゴワール・コランと 少女役のラビナ・ミテフスカの演技と若さ。これがものすごく良かった。

今回、あらすじを詳しく書かないのは、先入観や予備知識無しで見てほしいからなんですがヒューマンドラマ、シリアスなドラマが好きな人ならばきっとグッと来るはず。私はボロボロ泣きました。

日本ではDVDの販売もなくなかなか手に入れづらいとは思うのですが、レンタルで置いてる所がちょこちょこありますのでどうにか見つけてください!